薬物違反で去った巨漢助っ人 “激やせ”で取り戻した輝き…36歳フル稼働の鉄人ぶりも
元楽天アマダーは打率.335、15本塁打、78打点でリーグVに貢献
元楽天でメキシコシティ・レッドデビルズのジャフェット・アマダー内野手は36歳を感じさせない打棒を発揮しているようだ。今季は78試合に出場して打率.335、15本塁打、78打点と上々の成績を残し、リーグ独走の優勝に貢献した。
特筆すべきは勝負強い打撃だ。78打点はチームトップでリーグ2位。104安打、15本塁打はいずれもチーム2位で、OPS.939と好成績を残した。リーグ2位に7ゲーム差をつけての優勝には欠かせない戦力となった。
アマダーは2016年から楽天でプレー。体重135キロのぽっちゃり体型で2017年から2年連続でシーズン20発を記録したが、2018年途中に禁止薬物の使用で6か月の出場停止処分に。同年オフに退団してメキシコに戻り、昨季中から引き締まった肉体に。“激やせ”ぶりが話題になっていた。
2017年のWBCではメキシコ代表としてプレー。紆余曲折のあった大砲が、母国で輝きを取り戻した。13日(同14日)からはチャロス・デ・ハリスコの一員としてウインターリーグに参戦。鉄人ぶりも発揮している。