米国で乱闘騒ぎ、韓国では監督ブチ切れも…元お騒がせ助っ人の今 地元で歩む第2の人生

始球式に登場したナイジャー・モーガン【写真:Getty Images】
始球式に登場したナイジャー・モーガン【写真:Getty Images】

元DeNAモーガン氏は引退後に実業家として活躍、10月に古巣・ブルワーズで始球式

 DeNAで活躍したナイジャー・モーガン氏を覚えているだろうか。2007年にパイレーツでメジャーデビューし、攻守で全力プレーを見せることから人気の選手だったが、一方で乱闘騒動を起こすなどお騒がせの男の印象も強かった。

 日本球界を沸かせたのは2013年。DeNAで108試合で打率.294、11本塁打、50打点と結果を出し、ファンからの人気も高かったが、2013年限りで退団した。2014年はインディアンス(現ガーディアンズ)で米球界に復帰したものの、2015年は韓国ハンファと契約。ここでは問題行動を起こした。

 ハンファのキム・ソングン(金星根)監督が、春季キャンプ中にモーガンの調整不足に憤慨。2度に渡って2軍へ落とし、シーズン開幕後は10試合のみで2軍降格。5月にウェーバー公示され、あっと言う間に退団となった。その後はメキシカンリーグなどでプレーしたが、目立った活躍は見せられなかった。

 それでも、米国での人気は高い。2011、2012年に所属したブルワーズのワイルドカードシリーズ、ダイヤモンドバックスとの第2戦で始球式を任された。ちょうど12年前の2011年10月4日(日本時間5日)。モーガンがダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第5戦で決勝タイムリーを放ったからだった。同年は19試合に出場し打率.304、OPS.778とリードオフマンとしてチームを牽引。地元紙ミルウォーキー・ジャーナル・センチネルは「モーガンとブルワーズファンはずっと恋愛関係にある」と例えた。

 現役引退後は米マイアミに在住。実業家として民泊を経営しているという。「現役時代と似たようなアプローチに臨んでいる」というモーガン氏。第2の人生でも元気いっぱいでフル回転を見せているに違いない。

(Full-Count編集部)

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