ドラ1はわずか4年で引退…さらに2人が戦力外 育成から大出世も、鷹17年ドラフトの現在地
ソフトバンクは2017年ドラフトで入団した椎野と増田に戦力外通告
ソフトバンクは28日、椎野新投手、増田珠内野手と育成3選手の計5人に来季の契約を結ばない旨を通告したと発表した。椎野と増田はともに2017年ドラフトで入団。同年のドラフトでは、1位の吉住晴斗投手はすでに引退。6年で支配下5人中、これで3人が戦力外となったが、育成ドラフトから主力に成長した選手も。現在地をみていく。
現在もチームに在籍している支配下指名選手は、2位の高橋礼投手と6位の田浦文丸の2人。高橋は、新人イヤーから12試合に登板。2年目の2019年にプロ初勝利を挙げ、2020年には中継ぎとして52試合に登板した。しかし昨年は4試合、今季は5試合登板(0勝2敗)にとどまっており、再起が待たれる。
田浦は秀岳館高時代の2017年には増田とともにU-18W杯に出場し、中継ぎ投手でベストナインを獲得。しっかりと土台をつくりながら経験を積み、今季は45登板で防御率2.38、2勝1敗7ホールドとキャリアハイの成績を残した。
特筆すべきは育成組の活躍だろう。6人いた育成指名選手のうち、2位の周東佑京内野手は球界随一の韋駄天として3月のWBCで世界一も経験。今季も114試合の出場で打率.241、36盗塁で3年ぶり2度目の盗塁王となった。
同4位の大竹耕太郎投手は、ソフトバンクでは通算5年間で10勝にとどまったが、昨オフに初めて実施された現役ドラフトで阪神に移籍すると才能が一気に開花。21登板で12勝2敗、防御率2.26でチームのリーグ優勝に大きく貢献した。プロ入りから6年、当然ながら様々な変化が起きている。
(Full-Count編集部)