2軍で別格の打率.400も…トレード1年で戦力外 内野全ポジション守る“掘り出し物”

戦力外通告を受けた日本ハム・山田遥楓【写真:小林靖】
戦力外通告を受けた日本ハム・山田遥楓【写真:小林靖】

山田遥楓はファームで打率.400、3本塁打、OPS1.133と格の違いを見せた

 日本ハムは29日、山田遥楓内野手ら4選手に対し、来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。プロ9年目の27歳は今季、1軍では29試合の出場ながら、自己最高の打率.268。ファームでは38打席と少ないものの、打率.400と好成績を残している。内野手を探す他球団の“掘り出し物”になるかもしれない。

 佐賀工から2014年ドラフト5位で西武入りした山田は、2018年に1軍デビューして14試合に出場。2021年には98試合、2022年には74試合に出場し、昨年11月に佐藤龍世とのトレードで日本ハムに移籍した。内野全ポジションを守るユーティリティとして期待されたが、西武時代より出場機会を減らしてしまった。

 しかし、ファームでは打率.400、3本塁打、OPS1.133と格の違いを見せていた。また、セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、1軍での守備でも貢献している。守備全般での貢献を示すUZRでは、二塁で0.8、一塁でも0.1とプラスの数字だ。

 そして何よりも明るい性格と、ベンチを盛り上げる声出しはチームに欠かせない。西武時代には、辻発彦監督との愉快なパフォーマンスでもファンから愛されていた。まだまだ27歳と若く、新天地でチャンスをモノにする可能性も大いにあるだろう。3球団目の道は開けるのだろうか、注目していきたい。

(Full-Count編集部)

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