かつての栄光も…360億円男が屈辱の“転落” 母国WLでも快音響かず、逆らえぬ衰え

通算2639安打を誇るロビンソン・カノ(写真はブレーブス在籍時)【写真:Getty Images】
通算2639安打を誇るロビンソン・カノ(写真はブレーブス在籍時)【写真:Getty Images】

今季メジャー所属なしだった41歳のカノはドミニカのWLに参戦中

 メジャーリーグはワールドシリーズの真っただ中だが、ドミニカ共和国ではウインターリーグ(WL)が開幕した。しかしロビンソン・カノやヤシエル・プイグら、かつてのスター選手たちが苦戦を強いられている。

 エストレージャス・オリエンタレスに所属する41歳のカノは、10試合中3試合に出場して打率.214、0本塁打、1打点、OPS.429。2013年オフにマリナーズと10年総額2億4000万ドル(約360億円)の大型契約を結ぶも、昨年8月にブレーブスを自由契約となり、最終年の今季はメジャーでは所属なしに終わった。

 2018年には薬物規定違反で80試合の出場停止処分を受け、同年オフにメッツに移籍して再起を図るも、2022年に2度目の薬物規定違反で1年間の出場停止処分を科された。その後はパドレス、ブレーブスを結果を出せなかった。通算2639安打、335本塁打を誇るが、栄光はかつてのものとなっている。

 カノと同じエストレージャスでプレーするプイグは、8試合で打率.250、0本塁打、3打点、OPS.625。2013年にドジャースでメジャーデビューし、2014年には打率.296、16本塁打、96打点、OPS.863で球宴にも出場した。しかしその後は性的暴行で訴えられるなど“転落”。韓国・キウムでプレーした2022年には違法賭博容疑で捜査を受けた際、虚偽の供述を行った罪に問われていた。

 同チームにはもう1人、ミゲル・サノも在籍している。ここまで2試合で打率.000、0本塁打、0打点、OPS.333と低迷。2019年にはツインズで打率.247、34本塁打、79打点、OPS.923をマークした好打者も徐々に成績を落とし、30歳ながら試練のときを迎えている。

(Full-Count編集部)

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