元優良助っ人の今 首位打者から15年…世界一争う指導者に転身「想像できなかった」
ロッテと楽天でプレーしたショート氏はDバックスでコーチを務めている
ロッテ、楽天でプレーしたリック・ショート氏は現在、ダイヤモンドバックスのコーチとして世界一を決める戦いに挑んでいる。楽天時代の2008年に打率.332で首位打者に輝いた打撃技術を、後進に伝授している。
地元紙「ピオリア・ジャーナルスター」が、ダイヤモンドバックスで打撃コーチ補佐&マイナーで打撃コーディネーターを務めるショート氏の今を伝えた。「ワールドシリーズの場に自分がいるなんて、全く想像できなかったよ。これが現実に起きているだなんて、理解しがたい。とてもワクワクするね」と話しているという。
2003年に来日してロッテで1年間プレー。127試合で打率.303、12本塁打、58打点の成績を残したが1年で自由契約となり、米球界に復帰した。2005年に3Aで年間最優秀選手となり、同年に32歳でメジャーデビュー。2006年に楽天に加入して、2008年に首位打者とベストナインを獲得するなど活躍。2009年限りで退団するまで、NPB通算546試合の出場で打率.314、35本塁打、229打点を誇った。
37歳で現役を引退すると、2017年にダイヤモンドバックスのマイナーでコーチ業をスタート。今季チームはナ・リーグ西地区2位からワールドシリーズ出場を決めた。「チームがまとまっていい方向に向かうのは、素晴らしいこと。フィールド上で本当に逞しくなった」と自信を示す選手たちと、22年ぶりの世界一を目指して汗を流している。
(Full-Count編集部)