日本ハム助っ人3人退団、3球団で新コーチ就任 第2次戦力外は23人のまま…30日の去就

元楽天・青山浩二氏(写真は現役時代)、日本ハムのアレン・ハンソン、ジェームズ・マーベル(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】
元楽天・青山浩二氏(写真は現役時代)、日本ハムのアレン・ハンソン、ジェームズ・マーベル(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】

日本ハムはアルカンタラ、ハンソン、マーベルの退団が決まったと発表した

 30日のプロ野球界では、助っ人の退団と新コーチ就任の動きがあった。日本ハムはアリスメンディ・アルカンタラ内野手、アレン・ハンソン内野手、ジェームズ・マーベル投手の退団が決定。武田久氏らの新コーチ就任も発表した。また、DeNAは入来祐作氏、楽天は青山浩二氏らの入閣を発表している。

 日本ハムのアルカンタラは41試合で打率.204、4本塁打。5月に加入したハンソンも39試合で打率.144、4本塁打と苦しんだ。6月に加入したマーベルは8試合に登板(2先発)して2勝2敗、防御率2.49の成績を残したが退団する。後半戦は助っ人7人体制で巻き返しを図ったが、2年連続の最下位に終わっていた。

 日本ハムは、武田久氏の投手コーチ、谷内亮太氏の内野守備走塁コーチ、岩舘学氏のファーム内野守備走塁コーチ就任がそれぞれ決まったことも発表した。武田氏は2006年に75試合に登板して40ホールドを挙げ、最優秀中継ぎのタイトルを獲得。同年から7年連続で50試合登板と救援陣の柱として活躍した。日本通運を経て、2019年限りで引退後は日本製鉄東海REXで指導を行っていた。

 DeNAは入来祐作氏と2024年のコーチ契約を締結することを発表。2軍チーフ投手担当となる。51歳の入来氏は現役時代は巨人や日本ハム、米マイナーで活躍し、2008年に横浜(現DeNA)に加入。その年限りで現役引退すると、球団スタッフとして2014年まで在籍した。その後、2015年にソフトバンクのコーチに就任して現場復帰し、2021年からはオリックスの2軍を指導していた。

 楽天も来季の1軍コーチングスタッフを発表。青山浩二氏が新たに1軍投手コーチに就任し、1983年生まれの同学年となる今江敏晃新監督を支えていく。青山氏は2005年大学生・社会人ドラフト3巡目で入団。現役引退する2020年まで、楽天一筋で通算625試合に登板し42勝58敗、45セーブ、159ホールドを誇った。

 また、第2次戦力外通告期間が開始されてから9日目を迎えたが、この日は動きがなかった。これまでに5球団の23選手に通告され、第1次戦力外通告期間での99選手と合わせると計122選手にまで上っている。まだ動いていないのは阪神、広島、DeNA、ヤクルト、中日、ロッテ、西武の7球団。期間は日本シリーズの全日程終了の翌日までとなっており、動向に注目が集まっている。

(Full-Count編集部)

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