広島、西武で好成績も…どちらも2年で退団 37歳でまた復活、独立リーグ経験の苦労人
広島、西武、BC富山(現NLB富山)で活躍したヒースがメキシコで活躍中
日本では独立リーグでもプレーした苦労人の救援右腕が、37歳にして輝きを放っている。広島、西武、BC富山(現NLB富山)で活躍したデュアンテ・ヒース投手は今季、メキシカンリーグのモンクローバとサルティーヨの2球団でプレー。超打高の環境で42試合に登板して7勝2敗1セーブ、防御率3.69だった。
米ドラフトでは3度も指名を拒否し、2006年に19巡目(全体580位)でブレーブスに入団。2012年にホワイトソックスでメジャー昇格し、2年間で8試合に登板した。2014年7月に広島に加入すると、7試合に先発して3勝0敗、防御率2.38の好成績。2015年は守護神の役割も任されたが5月に登録抹消。最終的には43登板で3勝6敗、10ホールド4セーブ、防御率2.36とまとめたが退団となった。
2016、17年はメキシカンリーグでプレーしたが、2018年にはBCリーグの富山GRNサンダーバーズと契約して再来日。7登板で1勝0敗4セーブ、防御率0.00と実力を証明し、5月には西武との契約を勝ち取った。1年目は42登板で4勝1敗、9ホールド13セーブ、防御率2.50の好成績。2年目の2019年は34登板で2勝3敗、7ホールド2セーブ、防御率3.73と不安定な投球も多く、自由契約となった。
2020、21年は再びBC富山でNPB球団との再契約を狙う日々となったが、2022年3月に退団してメキシカンリーグに復帰した。メキシコは今季、チーム防御率5.00を超えている球団が18チーム中9チームと超打高の環境。しかし、ヒースにはハマッたようだ。昨季はモンクローバで25試合に登板して3勝0敗、防御率2.84。37歳とベテランになった今季も好調で、3度目のキャリア全盛期となっている。
(Full-Count編集部)