6年で2/3が戦力外、ドラ1入団も苦闘続く甲子園のスター 広島17年ドラフト組の現在地

広島・藤井黎來、中村奨成、遠藤淳志(左から)【写真:荒川祐史】
広島・藤井黎來、中村奨成、遠藤淳志(左から)【写真:荒川祐史】

広島が2017年ドラフトで指名した9選手の内、6選手が戦力外になった

 広島は31日、藤井黎來投手に来季の契約を結ばない旨を通告したと発表した。2017年育成ドラフト2位右腕は2020年に支配下登録を勝ち取るも、今季は1軍登板なしに終わっていた。2017年ドラフト指名選手は支配下育成合わせて9人だったが、残る選手は3人となった。

 広島はこの年、支配下6人、育成3人を指名した。昨年までにチームを去ったのは5選手。ドラ2山口翔投手は昨オフに戦力外となり、今季は独立リーグ・九州アジアリーグの「火の国サラマンダーズ」でプレーした。

 同4位の永井敦士外野手、同6位の平岡敬人投手、育成1位・岡林飛翔投手、育成3位・佐々木健投手は既に退団。今回戦力外になった藤井は大曲工から入団し、昨年は12登板で0勝1敗、防御率3.86の成績を残した。しかし、今季は1軍登板がなかった。

 一方、同3位入団のケムナ誠投手は昨年まで3年連続で40試合以上に登板。今季も24試合に登板した。同5位の遠藤淳志投手は入団2年目に34登板。今季は8登板で1勝5敗、防御率4.39だった。

 1位入団は中村奨成捕手。中日と競合し、広島が交渉権を得た。2017年夏の甲子園で大会6本塁打を記録した打棒が注目されたが、今季は18試合で打率.150(20打数3安打)。プロ通算88試合で打率.216(134打数29安打)、2本塁打10打点と苦闘が続いている。

(Full-Count編集部)

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