39歳で躍動する元巨人助っ人 警官脅し逮捕騒動も…防御率1点台、築いた地位

巨人、日本ハムでプレーしたウィルフィン・オビスポ(写真は2021年のウインターリーグ参戦時)【写真:Getty Images】
巨人、日本ハムでプレーしたウィルフィン・オビスポ(写真は2021年のウインターリーグ参戦時)【写真:Getty Images】

オビスポは2007~2011年に巨人とハムでプレー、2020年には逮捕騒ぎも…

 2007年から2011年まで巨人、日本ハムでプレーしたウィルフィン・オビスポ投手は39歳になった現在も現役で活躍している。今季はメキシカンリーグの球団に所属し、35試合に登板。現在は母国ドミニカ共和国のウインターリーグに参戦中だ。

 日本を離れて12年の月日が経ったが、「オビちゃん」の愛称で親しまれた右腕は躍動していた。今季はメキシカンリーグのアセレロス・デ・モンクローバに所属し、35登板で3勝2敗、防御率1.91、15セーブの活躍を見せた。同球団には2021年途中から所属し、2022年は30登板で2勝2敗、防御率0.83、17セーブ。救援として確固たる地位を築いている。

 しかも、休まない。ドミニカ共和国のウインターリーグに、トロス・デル・エステの一員として参戦。ここまで2登板で1イニングを投げて防御率9.00の成績を残している。

 オビスポは巨人3年目の2009年にブレークした。夏場に台頭して14登板で6勝1敗、防御率2.45。リーグ優勝に貢献すると、日本ハムとの日本シリーズ第3戦でも白星を挙げた。2010年オフに日本ハムにトレードされるも、翌2011年に戦力外通告を受けた。NPB通算4年間で32登板、8勝4敗2ホールド、防御率4.13だったが、長いリーチを生かした投球は印象深い。

 2013年オフにはブレーブスとメジャー契約を結んだものの、世界最高の舞台で登板する機会は掴めなかった。その後はパイレーツ傘下、ブルワーズ傘下などを渡り歩いた。2020年には新型コロナウイルスが蔓延する中、夜間外出禁止令を破り拳銃で警官を脅迫したとしてドミニカ共和国で逮捕されたこともあったが、現在も懸命に右腕を振り続けている。

(Full-Count編集部)

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