支配下5人中3人退団…機能しなかった西武助っ人陣 低迷打破へ、進む“大幅入れ替え”
クリスキー、ティノコ、ペイトンは退団が発表された
松井稼頭央監督の就任1年目だった西武は今季、65勝77敗1分けの5位に終わった。“誤算”だったといえるのが、外国人選手の不振だろう。すでに5選手の退団、自由契約が発表されており、大幅な入れ替えが見込まれる。育成を含めた助っ人8人体制を振り返る。
投手は5人。昨季10勝(7敗)を挙げたディートリック・エンスが、今季はわずか1勝10敗、防御率5.17と大苦戦。開幕3戦目を託されるも3回6失点(自責3)と躓くと、4月16日の勝利を最後に、白星を手にすることはなかった。ボー・タカハシは救援として28試合に登板し、0勝1敗、防御率3.00と上々の成績を残したがホールドはなかった。
昨季はDeNAでプレーしていたブルックス・クリスキーは7月に加入。14登板で7セーブ2ホールド、防御率1.93の成績を残したが、わずか半年での退団が発表された。同じく退団するヘスス・ティノコは38登板で0勝3敗、8ホールド、防御率2.83。育成のジャシエル・ヘレラはイースタン・リーグで9登板して2勝4敗、防御率3.29で、支配下は掴めずに自由契約となった。
野手では、デビッド・マキノンが127試合に出場した。打率.259、15本塁打、50打点で、47試合で4番に座るなど健闘し来日1年目を終えた。
退団が発表されたマーク・ペイトンは、57試合に出場も打率.215、5本塁打、22打点と期待に応えられず。育成のロマー・コドラドは、昨季は56試合で6発を放つも、来日2年目の今季はイースタン・リーグでも4試合の出場に終わって自由契約となった。
機能したとは言い難い今季の助っ人たち。来季はどんな選手を迎えて挑むのだろうか。
(Full-Count編集部)