90試合で68盗塁…戦力外に眠る超韋駄天 鷹22歳は“掘り出し物”になるか?

ソフトバンク・舟越秀虎【写真:上杉あずさ】
ソフトバンク・舟越秀虎【写真:上杉あずさ】

舟越秀虎は2019年育成ドラフト5位で入団、4年間で支配下は掴めず戦力外に

 ソフトバンクの育成・舟越秀虎外野手は、来季の契約を結ばない旨を通知された。プロ入りから4年間で支配下は掴めなかったが、今季はファームの非公式戦で90試合に出場して68盗塁をマークした。他球団にとっては俊足という一芸に秀でた“掘り出し物”となる可能性もある。

 福岡県出身で熊本・城北高から2019年の育成ドラフト5位で入団した舟越。4軍制を敷くチームにあって壁は高く、支配下どころか今季はウエスタン・リーグでの出場も果たしていない全国的には“無名”の選手だ。

 しかしファームでの非公式戦の成績を見ると、非凡な才能が見えてくる。90試合に出場して打率.223(224打数50安打)。42四球を選び、68盗塁を決めている。チーム2位は緒方理貢内野手の89試合で52盗塁であることからも、舟越の韋駄天ぶりが際立つ。

 今季のチーム盗塁数を見てみると、12球団ワーストはDeNAの33。中日が36、巨人が48と機動力を生かせたとは言い難いチームも。一方で楽天は断トツの102をマークしていた。「足」という揺るぎない武器を持つ舟越に新たな道は開けるか注目だ。

(Full-Count編集部)

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