宇田川の「涙が辛い」 慰めるチームメート…逆転許すもファンかばう「悪くない」
8回のピンチで登板も…2本の適時打を浴びる
■阪神 6ー2 オリックス(2日・甲子園)
オリックスの宇田川優希投手が2日、甲子園で行われた日本シリーズ第5戦に登板。1点リードの8回、1死二、三塁から登板も逆転を許すなど3点を失って降板となった。ここまで好投を続けていたが、無念の結果に。ファンからは「宇田川の涙が辛い」「泣かないで」とかばう声が多かった。
2点リードで迎えた8回、山崎颯が先頭の木浪を内野安打と二塁・安達の暴投で出塁させた。その後代打・糸原の安打で無死一、三塁のピンチを招くと、近本に適時打を許して1点差に。犠打で1死二、三塁となり、ここでオリックスベンチは日本シリーズ4試合目、3連投となる宇田川をマウンドへ送った。
しかし、森下に対しては7球目の直球を左中間へ運ばれ2失点。続く大山にも中前に安打を許し、ここで交代となった。逆転打を許すと、宇田川はうつむいて愕然。降板の際にはマウンド上で下を向き、悔しさを噛み締める場面もあった。X(旧ツイッター)では「宇田川さんの表情に胸が苦しくて涙が出る」「涙がぐっとくる」「宇田川くんの涙にうるっときた」と声が上がっていた。