現役通算24年…正田樹が現役引退 四国IL愛媛が発表、1999年夏の甲子園V投手

愛媛マンダリンパイレーツ・正田樹投手兼投手コーチ(2016年撮影)
愛媛マンダリンパイレーツ・正田樹投手兼投手コーチ(2016年撮影)

1999年のドラフト1位で日本ハムに入団、NPB通算25勝

 四国アイランドリーグplusの愛媛は6日、正田樹投手兼投手コーチが今シーズン限りで現役を引退することになったと発表した。1999年の夏の甲子園で優勝投手にも輝き、NPB、台湾、米国、独立リーグで投げ続けた42歳がグラウンドを去る。

 正田は桐生第一(群馬)3年次、夏の甲子園で優勝投手となり1999年のドラフト1位で日本ハムに入団。3年目の2002年には9勝11敗、防御率3.45の成績でパ・リーグ新人王に輝いた。その後、2007年には阪神にトレードで移籍も、2008年に戦力外通告を受けて退団した。

 2009年からは、活躍の地を台湾に求め2シーズンにわたり先発ローテの一員として活躍。1年目には最多勝と最多奪三振のタイトルを獲得した。2011年の米マイナーとBC新潟を経て、2012年にはヤクルトに入団して日本球界に復帰。2013年のオフに再び戦力外通告を受けると、2014年途中から活躍の場を四国IL・愛媛に移した。

 愛媛では通算10シーズンに渡り活躍し、最優秀防御率は3度(2014年、2015年、2017年)獲得、2015年にはMVPに輝く活躍を見せた。2022年からは投手コーチも兼任。NPB通算25勝を誇る経験と、3か国でプレーした知識を若手に伝えていた。

(Full-Count編集部)

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