韓国でいきなり20勝→14億円超え契約? “失敗”した元ドラ1、1年で米復帰の可能性
フェッディは「多くの興味を集めることになるはずだ」
元ナショナルズで、今季KBOのNCダイノスでプレーしたエリック・フェッディ投手が大型契約でメジャー復帰する可能性が出てきた。20勝(6敗)、防御率2.06、204奪三振で3冠を達成し、韓国のサイ・ヤング賞に相当するチェドンウォン賞を受賞した右腕について、ニューヨーク紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は「MLB球団から関心を集めている」と伝えた。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、ヘイマン記者の報道に言及し、今季対戦した打者から奪った三振の割合は29.5%で、与えた四球の割合はわずか4.9%だったことを評価した。
過去にメリル・ケリー、クリス・フレクセン、ジョシュ・リンドブロムといった韓国野球から復帰した選手の例を紹介。フェッディは「2023年の素晴らしい成績、そして以前トッププロスペクトだったことを考えると、市場のトップクラスの投手には(金額的に高すぎて)手が付けられない球団からは特に、多くの興味を集めることになるはずだ」と分析した。
ケリーは2018年12月にダイヤモンドバックスと契約して米復帰した際、2年550万ドル(約8億3000万円)+21年22年は球団オプション付きの契約。リンドブロムが2019年12月にメジャー復帰した際は3年912万5000ドル(約13億8000万円)+出来高でブルワーズと契約した。
韓国での成績、2014年米ドラフト1位(全体18位)でナショナルズに入団した元トッププロスペクトだった過去、投手市場の高騰もあり「フェッディはこういった(ケリーやリンドブロムの契約の)金額を上回るかもしれない」という。
メジャーでは6年間で通算102試合に登板し、21勝33敗、防御率5.41。2021年の7勝が最高で、2022年オフにFAになり結果を残すことはできなかったが、1年での復帰が見えてきた。
(Full-Count編集部)