失策数セ最少なのに…巨人まさかの選出ゼロ 最多は阪神、球団別でみるGグラブ賞
セパともに優勝球団が最多受賞
「第52回三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者が10日に発表され、両リーグから今季の守備の名手18人が選出された。日本一に輝いた阪神からは最多の5人が選出。一方、巨人と広島、ヤクルトはゼロという結果に終わった。ここでは球団ごとの内訳をみてみる。
セ・リーグでは阪神が、外野手部門で近本光司外野手が287票、得票率95.6%と圧倒し、他にも捕手部門では坂本誠志郎捕手、一塁手部門で大山悠輔内野手、二塁手部門で中野拓夢内野手、遊撃手部門で木浪聖也内野手が初受賞した。中でも中野は11年連続受賞がかかっていた広島・菊池涼介内野手との接戦を3票差で制した。
中野に菊池の受賞を阻止された広島は選出ゼロという結果に。外野手部門では秋山翔吾外野手も4票差で逃した。巨人は二塁手部門で吉川尚輝内野手が70票の3位で受賞ならず。昨季、三塁手部門で受賞した岡本和真内野手は112票で2位だった。チームとしてはセ・リーグ最少の失策数54個で守備率も.990とトップだったが、受賞者は出なかった。また、ヤクルトも選出なしに終わった。
パ・リーグでは全6球団が受賞。最多はリーグ制覇したオリックスで3人だった。投手部門で山本由伸投手が3年連続の受賞。捕手部門で若月健矢捕手がソフトバンク・甲斐拓也捕手の7年連続受賞を阻止した。さらに、三塁手部門では宗佑磨内野手が獲得した。続いてソフトバンクが一塁手部門の中村晃内野手、外野手部門の近藤健介外野手の2人。ロッテ、楽天、西武、日本ハムはそれぞれ1人が選出された。
(Full-Count編集部)