3人の子ども抱え来日決断も…5登板で退団 3Aでも結果残せず、元巨人助っ人の過酷な1年
アンドリースは3Aで1年間プレーも、メジャー昇格はできずFAに
昨季巨人でプレーしたマット・アンドリース投手は、今季ドジャース傘下3Aオクラホマで1年間プレー。メジャーから声はかからず、11月6日(日本時間7日)にFAとなった。
アンドリースは2011年ドラフト3巡目でパドレスに入団。2015年にレイズでメジャーデビュー。その後はエンゼルスなど複数球団を渡り歩き、メジャー通算217試合登板(50先発)、28勝37敗8セーブ15ホールド、防御率4.63の成績を残して、昨季は巨人でプレーした。
2021年オフは労使協定が不透明だったことから、2022年開幕前には米メディアの取材に対し「色々な球団に接触した。早い段階で契約をまとめられないかと思っていた。(労使交渉が長引いたため)僕個人としては、非常にいい決断をしたんじゃないかな」と、巨人との契約について語った右腕。3人目の子どもの誕生を控えていた中で、日本でのプレーを選んだ。
デビューとなったソフトバンク戦では、6回無失点と好投。しかし以降は失点が続き、結局1軍では5試合に登板して0勝2敗、防御率4.82だった。8月以降は1軍登板がなく、2軍では10試合(5先発)に登板して5勝0敗、防御率2.03と好投も、1年で退団となった。
今季はオクラホマで21登板(19先発)、93回2/3を投げて8勝6敗、防御率は6.05だった。ドジャースは投手陣のやりくりに苦しんだシーズンだったものの、昇格の声がかかることはなかった。