“新恋人”大谷翔平に「飢えている」 最高額も視野か…ジャッジにフラれた名門の本気度
「最高額を提示するのはジャイアンツだろうと予想した幹部が何人かいた」
エンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手に、最高額を提示すると予想される球団が明らかになってきている。米紙「サンフランシスコ・クロニクル」が名前を挙げたのは、ナ・リーグ西地区のジャイアンツ。「5億ドル(約759億円)超の契約になって、お金をかなり使いすぎても大丈夫だ」と指摘している。
敏腕として知られるファーハン・ザイディ氏が編成本部長を務め、ドラフト会議では2年連続で二刀流を1巡目指名した。同紙は「ジャイアンツがオオタニを気に入っていることは公然の秘密だ。ザイディは二刀流が大好き」と言及。イチロー氏や松井秀喜氏を指揮したボブ・メルビン氏を新監督に据えている。
8月のトレード期限の際にも、ザイディ氏はエンゼルスに問い合わせたという。さらに、ジャイアンツは終盤戦で9勝19敗と失速し、ゲーブ・キャプラー監督を解任。2017年以降のプレーオフ進出は1度、観客動員数は17位。スラッガーと先発投手、そして「地元はスーパースターに飢えている」としている。
GM会議ではある代理人が「大谷はジャイアンツにぴったり」と言ったという。また、別の代理人はジャイアンツについて「彼(獲得)の可能性はあると思う。場所は大事だからね」と言い、日本から近い西海岸を心地よく感じていることを示唆した。さらに、資金があって年俸総額にも余裕があるという強みも持つ。
昨オフには、地元出身のスター選手、アーロン・ジャッジ外野手の獲得を狙ったが失敗。他にも目玉選手の獲得失敗が続く。「オオタニがジャイアンツをプレーオフに進出するチームに変えることができれば、契約を求めてくる他のどのチームでよりも大きなインパクトを与えることができる」と予想している。
また、米全国紙「USAトゥデイ」は「もしオオタニがドジャースかエンゼルスと契約しなければ、カブスかレンジャーズと契約することになる一方で、最高額を提示するのはジャイアンツだろうと予想した幹部が何人かいた」と言及。GM会議での様々な幹部の発言を元に、ジャイアンツを最高額と考察している。
(Full-Count編集部)