巨人が中田翔との複数年契約を解除 本人の申し入れで退団へ「打席に立ち続けたい」
12月1日以降に自由契約に「打席に立ち続けたい、グラウンドに立ち続けたい」
巨人は15日、中田翔内野手から複数年契約を終了したいとの申し入れがあり、合意解除すると発表した。中田翔は「野球を続けるチャンスを与えてくださった読売巨人軍の皆様には、感謝してもしきれません」とコメント。巨人を退団し、新天地での活躍を目指す。
中田翔は海外FA権を取得したものの、権利を行使することなく14日の期限を迎えた。今季は、後半は坂本勇人内野手が三塁、岡本和真内野手が一塁を守ることもあってスタメン出場が減少。代打での出場が増加しており、中田翔は「今の自分は、打席に立ち続けたい、グラウンドに立ち続けたい、その気持ちで一杯です」と、胸中を明かした。
巨人は「当球団との複数年契約を終了したいとの申し入れがあり、当球団として、中田選手の思いを汲み、いっそうの活躍を期待して複数年契約を合意解除することにしました」と発表。中田には、昨オフに3年契約を結ぶ際、契約を終了できる選択権(オプトアウト権)が付与されていた。12月1日に公示される保留者名簿には掲載されず、以降自由契約選手となる。
○中田翔のコメント
「この度、私中田翔は、巨人軍との3年契約をオプトアウトさせていただくことにしました。野球を続けるチャンスを与えてくださった読売巨人軍の皆様には、感謝してもしきれません。そして、ファンの皆様、チームメイト、監督、コーチ、球団スタッフの皆様、全てが最高の環境でプレーさせていただけたこと、本当に有難うございました。
今の自分は、打席に立ち続けたい、グラウンドに立ち続けたい、その気持ちで一杯です。そのようなチャンスをいただけるお話があれば有難いです。また、プロ野球選手としての私のキャリアを理解し、温かく応援してくださった皆様への感謝の気持ちを胸に、グラウンドでの全力プレーを1年でも多くお見せしたいです」
(Full-Count編集部)