警備員振り切る熱烈ファンも　元阪神・高山に復活の期待…出待ちは一番の大歓声

トライアウトで2安打を放ちアピールに成功した高山

「プロ野球12球団合同トライアウト」が15日、鎌ケ谷スタジアムで行われ、元阪神の高山俊外野手は、5打数2安打2四球だった。第1打席でいきなり二塁打を放つなど、安打となった2本の打球は痛烈で、実績者の力を見せつけた。終了後に球場を出ると、出待ちのファンはこの日一番の歓声で出迎えた。

　第1打席では、カウント1-1から内角寄りの速球を捉え、右中間を深々と破る二塁打を放った。第3打席でも痛烈な右前打を放ち、その後二盗も決めて見せた。トライアウトを終えると「失うものはないですし、まだやりたい気持ちがある。泥臭くやりました」と振り替えった。

　阪神の元ドラフト1位、ましてやレギュラーとして活躍した選手とだけあって人気は健在。球場から出てくると、ファンからは「ナイスヒット！」と声が飛び、警備員が制する中プレゼントを渡そうとするファンの姿もあった。

　まだ30歳。「またプロ野球選手を目指してやりたい」と語った高山は、新天地で活躍する姿をファンに見せることができるか。

（Full-Count編集部）