限定グッズ求めファン大挙…残留を懇願「ここは快適な場所」 大谷翔平のMVPに地元歓喜
歓喜の瞬間をエンゼルスタジアムのショップで迎えるファンも
今オフにフリーエージェント(FA)となった大谷翔平選手が16日(日本時間17日)、全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票で選出されるア・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いた。史上初となる2度目の満票での受賞。今季までプレーしたエンゼルスの本拠地・アナハイムでも、限定グッズが発売されるなどお祝いムードとなった。
球場に隣接するグッズショップでは、MVP発表の瞬間をファンとスタッフが固唾をのんで見守り、満票での受賞が決まると祝福の拍手が起こった。大谷のオールスター仕様のレプリカユニホームを着て球場を訪れた生粋のエンゼルスファンというロブ・ロームさんは「本当に素晴らしい。また満場一致だったし、それにふさわしい活躍だったと思う。彼にとってここは快適な場所のはず。彼がいればエンゼルスはより良いチームになれると思っている」。二刀流の快挙を喜びつつ、来季の残留に向けてラブコールも送った。
球団はMVP発表と同時に、ショップ内に大谷グッズの特別コーナーを設置。Tシャツやキーホルダー、ピンバッジなど9種類のMVP限定グッズを用意して対応した。敷地内にある「BIG A」と呼ばれる巨大な球団ロゴのモニュメントも、画面に「MVP OHTANI」のメッセージを掲載。大谷が2018年から6年間プレーした本拠地は“MVP仕様”の1日となった。