争奪戦必至…山崎福也はどこにフィットする? “超左腕不足”やローテ解体危機の球団も

オリックス・山崎福也【写真:小林靖】
オリックス・山崎福也【写真:小林靖】

山崎福也は今季、自己最多の11勝をマーク

 オリックス・山崎福也投手は15日、2023年度のフリーエージェント(FA)宣言選手として日本野球機構(NPB)から公示された。今季自己最多の11勝を挙げた31歳左腕は、貴重な左の先発として争奪戦になる可能性が高い。ここではフィットする球団を探った。

 真っ先に挙がるのはDeNAだ。エースの今永昇太投手はポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指すことが決定。今季は22先発で7勝。最多奪三振のタイトルを獲得した。

 途中加入したトレバー・バウアー投手もメジャー復帰が取り沙汰され、今季の開幕投手を務めた石田健大投手が国内FA権を行使。3人の先発が離脱する可能性がある。山崎福は補強ポイントに合致するだろう。

 2年連続リーグ優勝から一転、5位に沈んだヤクルトも先発投手が足りない。特にサウスポーは、今春のWBCで優勝に貢献した高橋奎二投手が昨年の8勝2敗から今季は4勝9敗。18先発で6勝5敗、防御率3.22のディロン・ピーターズ投手は自由契約になった。底上げに喉から手が出るほど欲しい存在だろう。

 パ・リーグでは日本ハムか。今季リーグ最多の170回を投げた上沢直之投手がポスティングでメジャーへの移籍を表明。穴を埋める存在として格好のターゲットだろう。ロッテはシーズン終盤に先発不足に陥り、クライマックスシリーズ(CS)で「ブルペンデー」を実施したほど。

 また、ソフトバンクは今季、規定投球回に達した投手がゼロ。石川柊太投手の125回2/3が最多だった。先発投手はチームの根幹。人気になるであろう左腕がどんな選択をするか、注目される。

(Full-Count編集部)

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