大谷翔平、2年ぶりMVPに喜び「特別なこと」 史上初となる2度目の満票選出

エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:Getty Images】

2021年以来2度目の受賞…複数回受賞は日本選手初の快挙

 全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票で決まる最優秀選手(MVP)が16日(日本時間17日)に発表され、エンゼルスからFAとなった大谷翔平投手が2年ぶり2度目の受賞を果たした。1位30票を集めて満票での選出となり、2度目の満票MVPは史上初の快挙。日本選手の複数回受賞も初めてとなった。MLBネットワークの中継に出演した大谷は「個人的にこうやって(MVPを)獲れて特別なことだと思います」と語った。

 MLBネットワークの中継では、レジー・ジャクソン氏がMVPを発表。「大谷は比類ない選手。彼は私にしてみればもっとも卓越した選手だ」と称賛された。犬とともにリラックスした様子で番組に出演した大谷は、犬を撫でながら受賞を喜んだ。手術した右肘の経過については「スムーズに来ている感覚はある。焦らずにやりたいなと思う反面、来年に間に合わせてプレーしたい」と語った。

 今季は打率.304、44本塁打95打点、OPS1.066の好成績を残して初のア・リーグ本塁打王となった。投手としては規定投球回こそクリアできなかったものの、10勝5敗、防御率3.14、167奪三振。史上初めて2年連続で10勝&30本塁打を記録し、3年連続で二刀流として記録的なシーズンを送った。

 特に6月は27試合に先発出場し、104打数41安打で打率.394、15本塁打29打点。投手としては2勝2敗をマーク。15本塁打は日本選手と球団の月間最多記録となった。3年連続で球団MVPにも選ばれ、月間最優秀選手に2度(6、7月)、週間最優秀選手にも3度選出された。

 大谷は2021年に9勝、46本塁打を記録し自身初のMVPを満票で受賞していた。日本選手では2001年のイチロー以来2人目で、満票はMLBで6年ぶり、19人目の快挙だった。2度目の受賞は日本選手初となった。

(Full-Count編集部)

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