本塁打0→10本、阪神23歳の衝撃変化 2度の2軍落ちからまるで“別人”…急成長の後半戦
阪神・森下翔太は6月まで打率1割台で0HRも…7月から10HR
阪神・森下翔太外野手が、野球日本代表「侍ジャパン」でも存在感を発揮している。「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」のチャイニーズ・タイペイ戦(16日、東京ドーム)では均衡を破る先制本塁打を放つなど7打数4安打の活躍。23歳は苦難のスタートから右肩上がりで成長中だ。
東海大相模高で通算57本塁打を放った森下は中大に進学。1年春のリーグ戦でベストナインに輝くなど活躍し、阪神に昨年ドラフト1位で入団した。
オープン戦では打撃3部門でチームトップの成績を残し開幕スタメンを勝ち取るも、長くは続かず4月17日に登録抹消。6月にも2週間2軍生活を送るなど、6月時点の成績は打率.171、0本塁打、7打点、OPS.458。プロの壁にぶち当たった。
しかし、7月9日のヤクルト戦で待望のプロ1号を放つと上昇気流に乗った。9月までの3か月で10本塁打を放つなど、主に3番を任されて阪神打線を引っ張る存在に。7月からの打撃成績は68試合で打率.257、10本塁打、34打点、OPS.760と激変した。
ポストシーズンでも活躍。広島とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは初戦に同点弾を放った。オリックスとの日本シリーズでは新人記録の7打点をマーク。優秀選手賞に輝いた。
そして、侍ジャパンのトップチームに初招集された今大会でも3番を任され、連日マルチ安打の活躍。右肩上がりの23歳は今後どのような成長曲線を描いていくだろうか。
(Full-Count編集部)