20人連続アウトの屈辱…侍Jは「投手が良すぎた」 元中日の豪州指揮官が“白旗”

豪州代表のデービッド・ニルソン監督【写真:中戸川知世】
豪州代表のデービッド・ニルソン監督【写真:中戸川知世】

元中日のニルソン監督、侍Jの井端監督は「私に対して1勝0敗となったので次回は勝ちたい」

 野球日本代表「侍ジャパン」は18日、「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」で豪州に10-0の8回コールド勝利を収めた。侍ジャパンの投手陣は7回2死まで完全投球。試合後、中日時代に“ディンゴ”の愛称で知られた豪州のデービッド・ニルソン監督は「日本の投手が良すぎた」と完敗を認めた。

 この日、豪州打線は先発・早川隆久投手(楽天)に2回から3回にかけて4者連続三振を食らうなど、5回までパーフェクト投球を許した。さらに2番手の吉村貢司郎投手(ヤクルト)にも、1回2/3を無安打2奪三振と抑え込まれた。

 7回2死から登板した3番手・佐藤隼輔投手(西武)に対しては、ウィングローブ、ホールが四球を選び、キャンベルが中前に運んで初安打を記録。2死満塁のチャンスを作ったが得点に結びつかなかった。10点差の付いた8回は清水達也投手(中日)に打者3人で抑え込まれた。

 ニルソン監督は試合後、「結果としては残念です。あまり上手くいかなかったところもいくつかあった。日本の投手は良すぎた」と日本を絶賛。中日時代のチームメート・井端弘和監督へは「私に対して1勝0敗となったので次回は勝ちたい。彼は日本のチームで本当に良い準備をした。彼とまた戦う機会があれば」とメッセージを送った。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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