星稜、松井秀喜以来32年ぶり3度目の神宮優勝 1年生がプロ注目右腕から一発

32年ぶりの明治神宮大会優勝を決め喜びを爆発させる星稜ナイン【写真:中戸川知世】
32年ぶりの明治神宮大会優勝を決め喜びを爆発させる星稜ナイン【写真:中戸川知世】

4回に1年生の5番・服部が右翼席へ先制ソロ、投げてはエース佐宗が1失点完投

「第54回明治神宮大会」高校の部・決勝戦が20日、神宮球場で行われ、星稜(北信越代表)が3-1で作新学院(関東地区代表)に勝利。松井秀喜らを擁した1991年以来、32年ぶり3度目の優勝を果たした。

 均衡を破ったのは1年生のバットだった。両チーム無得点で迎えた4回。2死走者なしから5番・服部航内野手が、プロ注目の小川哲平投手(2年)が投じた118キロスライダーを強振。高々と舞い上がった打球は右翼スタンドに突き刺さる先制ソロとなった。

 同点で迎えた8回には1死から連打と盗塁で二、三塁の好機を作り、3番・芦硲晃太外野手(2年)が一塁強襲の2点適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げてはエース左腕・佐宗翼投手(2年)が最後まで1人でマウンドを守り抜き1失点完投した。

 作新学院はエース・小川が6回3安打1失点で降板。2番手の石毛虹晴投手(2年)も粘りの投球を見せていたが、星稜打線につかまり初優勝を逃した。

 2021年に行われた中学軟式野球の日本一を決める「全日本少年春季軟式大会」の決勝戦では石川・星稜中と栃木・ALL栃木が対戦(星稜中が3-0で勝ち優勝)。星稜中は佐宗、ALL栃木は小川が先発しており、2年ぶりの“再戦”だった。

(Full-Count編集部)

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