すでに5人が新天地へ…ソフトバンク戦力外は宝の山? 元ドラ1ら“未定組”も候補続々
上林は中日、ヤクルトは嘉弥真と増田を獲得
中日は24日、ソフトバンクから戦力外通告を受けた上林誠知外野手の獲得を発表した。2017年に打率.270、149安打、14本塁打を放った好打者。今季、最下位に沈んだチームの貧打を解消できるか、期待がかかる。今オフ、ソフトバンクは支配下9人、育成9人と来季の契約を結ばなかったが、すでに5人が新天地を決めるなど“宝の山”となっている。
ソフトバンクは今オフ、かつてチームの主力だった選手にも戦力外を通告した。通算470登板を誇る2018年のセーブ王、森唯斗投手はDeNAに移籍した。また、同じく463登板している嘉弥真新也投手は増田珠内野手とともにヤクルト移籍が決まった。
育成では舟越秀虎外野手が巨人と育成契約。今季は3軍、4軍で68盗塁をマークする走力の持ち主だったが、ソフトバンクでは支配下昇格は叶わず。「まさか巨人から(お話が)来るなんて……鳥肌が止まりませんでした」と心中を明かしていた。
いまだ新天地が発表されていない選手でも有力選手は多い。椎野新投手は1軍では11試合登板で0勝1敗、防御率3.86に終わっていたが、ウエスタン・リーグでは29試合に登板して防御率1.16の好成績を残している。他にも2015年のドラフト1位・高橋純平投手らも去就未発表だ。佐藤直樹外野手は育成で再契約の見込みとなっている。
今季は3年連続で優勝を逃し、小久保裕紀新監督のもと、大刷新を行ったソフトバンク。戦力構想から漏れた選手も他球団にとっては宝の山。新球団で復活することはできるだろうか。
(Full-Count編集部)