西武、後藤オーナーがスポンサー約500人に謝罪 山川の不祥事に「反省して、しっかり道を歩んで」

壇上で挨拶する西武・後藤高志オーナー(中央)【写真:湯浅大】
壇上で挨拶する西武・後藤高志オーナー(中央)【写真:湯浅大】

松井稼頭央監督、選手らも神妙な表情

 西武・後藤高志オーナーが27日、東京プリンスホテルで開催されたスポンサー企業などを対象とした「2023埼玉西武ライオンズ感謝の集い」で山川穂高内野手の不祥事について、約500人を前に謝罪した。

 イベント冒頭で挨拶を行った後藤オーナーは今シーズンを振り返り、最後に「私の方から皆さまに残念ながら山川選手について一言お詫びを申し上げます」と切り出した。「ご承知の通り、山川選手につきましては、彼の不祥事ということで、今シーズンは開幕から数試合以降、出場しませんでした。彼にはやったことを真摯に反省した上、しっかり道を歩んでもらいたいと伝えています。本日、お越しの皆様にはご心配、ご迷惑をおかけしました。私からこの場をお借りしまして、お詫びを申し上げます」と神妙な表情で語った。

 山川は5月に強制性交等の疑いで書類送検され、8月には不起訴処分となった。球団は事態を重く受け止め、9月4日に山川に対して無期限の公式試合出場停止の処分を発表した。現在も処分は継続中だが、11月14日に故障者特例も適用されて取得した国内フリーエージェント(FA)権の行使を発表。球団を通じて「私が宣言させて頂くことで、何より、私自身のこれからの野球人生に対して、重い責任を持ち続けることの覚悟であることを、どうか少しでもご理解いただけたら幸いです」などとコメントしていた。

 山川は同24日の球団納会ゴルフ、26日の「ライオンズ サンクスフェスタ2023」、この日のイベントも欠席しており、10月のフェニックス・リーグ以来、公の場には姿を見せていない。

(湯浅大 / Dai Yuasa)

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