巨人躍進20歳、同僚に阻まれた“負けない男”&WBC右腕 新人王を逃した主な選手は?

巨人・秋広優人(左)とオリックス・宇田川優希【写真:矢口亨】
巨人・秋広優人(左)とオリックス・宇田川優希【写真:矢口亨】

阪神・村上頌樹&オリックス・山下舜平大が受賞した

 日本野球機構(NPB)は28日、都内で「NPB AWARDS 2023 supported by リポビタンD」を開催し、記者投票によって決まる両リーグの新人王を発表した。セ・リーグは村上頌樹投手(阪神)、パ・リーグは山下舜平大投手(オリックス)が受賞した。

 各リーグ1人、通算でも1度しか手にできない栄冠だけに、惜しくも届かなかった選手も多い。セ・リーグでは秋広優人内野手と門脇誠内野手の“巨人コンビ”が逃した。高卒3年目で身長200センチの秋広は、これまでは2021年に1試合に出場したのみだったが、今季121試合で10本塁打と大ブレークした。創価大からドラフト4位で入団1年目の門脇は、126試合に出場して打率.263。坂本勇人という強敵がいながら、正遊撃手といえるまでに成長を遂げた。

 阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(阪神)は94試合で打率.237、10本塁打、41打点。開幕直後こそ苦しんだが、夏場以降は主に3番を任されてリーグ優勝に貢献した。新潟医療福祉大から入団2年目の桐敷拓馬投手(阪神)は、27試合の登板で2勝0敗、防御率1.79、14ホールドと強固な救援陣の一角となった。

 パ・リーグでは優勝したオリックスにも“対抗馬”が多かった。3月のWBCにも出場した宇田川優希投手は46試合で4勝0敗、2セーブ20ホールド、防御率1.77。東晃平投手は10試合の登板で6勝0敗、防御率2.06と“負けない男”として存在感を放った。

 九州産業大からドラフト3位で入団した楽天の渡辺翔太投手は、51試合の登板で25ホールドとフル回転。日本製鉄鹿島からドラフト2位で入団した大津亮介投手は46試合の登板で13ホールドを挙げた。

(Full-Count編集部)

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