年13敗した米ドラ1が韓国で覚醒 20勝&投手3冠で掴んだMVP…目指す“逆輸入ドリーム”
NCダイノスのフェッディがKBOでシーズンMVPを受賞
KBOのNCダイノスでプレーしたエリック・フェッディ投手は、今季20勝(6敗)、防御率2.06、204奪三振の成績でシーズンMVPに選ばれた。投手3冠に輝き韓国のサイ・ヤング賞に相当するチェドンウォン賞を受賞。ナショナルズからFAとなって1年、米球界から改めて関心を集めている。
近年では、韓国で好成績を残し、MLBに返り咲く投手も多い。今春のWBCでは決勝・日本戦に先発したメリル・ケリー投手は、メジャーデビューすることなく2015年から4年間韓国でプレーし、48勝をマーク。ダイヤモンドバックスが獲得すると、先発ローテションで投げ続け、今季は12勝8敗。5年間で48勝をマークしている。
また、2019年にKBOで20勝を挙げてMVPに選ばれたジョシュ・リンドブロム投手は、同オフに3年最大1800万ドル(約26億円)で米球界に復帰した。しかし、2020年は12試合に登板して2勝4敗、防御率5.16と、こちらは結果を残せず、2023年1月に現役引退を発表した。
MLBネットワークのジョン・モロシ記者は「近いうちにMLBで見られるかもしれないKBOとNPBのスターたち」の1人に、フェッディを選出。ニューヨーク紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者も「MLB球団から関心を集めている」と伝えている。
近年ではマイルズ・マイコラス投手をはじめ、NPBを経てメジャーでブレークする投手は多い。2014年に米ドラフト1巡目(全体18位)でナショナルズに入団し、期待を集めていたフェッディは、アジアでの好投を経て、復帰することはできるだろうか。
(Full-Count編集部)