防御率0点台の育成出身右腕、2軍で2冠のオリ20歳 逸材ズラリ…来年の新人王候補

西武・豆田泰志(左)と広島・黒原拓未【写真:矢口亨】
西武・豆田泰志(左)と広島・黒原拓未【写真:矢口亨】

今年は阪神・村上頌樹、オリックス・山下舜平大の“3年目コンビ”に栄冠

 今季の新人王の栄冠は、セ・リーグが阪神・村上頌樹投手、パ・リーグがオリックス・山下舜平大投手に輝いた。いずれも入団3年目とルーキーイヤーではない選手の受賞。そこで来季も新人王資格が残る選手をみていく。

 今季の2軍でタイトル獲得者たちにも来季は1軍での飛躍が期待される。オリックスの来季が高卒3年目・20歳の池田陵真外野手は、ウエスタン・リーグで首位打者(.301)&最高出塁率(.362)の2冠。広島の2021年ドラフト1位・黒原拓未投手は勝率第一位(.857)に輝いた。18発でイースタン・リーグ本塁打王となった澤井廉外野手は、今季1軍16試合でノーアーチに終わったが大砲候補だ。

 西武の20歳・豆田泰志投手は育成から支配下となった今季、16試合に6ホールド1セーブ、15回1/3でわずか1失点の防御率0.59と確かなキッカケを掴んだ。日本ハムの金村尚真投手もルーキーイヤー4試合で2勝1敗、防御率1.80をマークした。

 楽天・伊藤茉央投手、ロッテ・中森俊介投手、オリックス・齋藤響介投手、阪神・門別啓人投手、巨人・松井颯投手ら今年1軍で“兆し”を見せた選手も多い。もちろん、ここに新人選手も多く食い込んでくるだろう。ハイレベルな戦いの先に“一生に一度”のタイトルが待っている。

(Full-Count編集部)

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