移籍なら大化けしそうな22歳 現役ドラフト可能性は…2軍で11発も厚かった1軍の壁
2軍でリーグ2位となる11本塁打を放った阪神・井上広大
阪神の井上広大外野手は、今季は1軍で自己最多となる13試合に出場も、ブレークには至らなかった。2軍ではチーム最多の11本塁打を放ったが、日本一に輝いた層は厚かった。今季はチャンスも少なかったが、来季以降の飛躍に期待したい。
井上は履正社高(大阪)から2019年ドラフト2位で入団し、今季が4年目だった。オープン戦では2本塁打をマーク。4月に1軍に合流し、スタメンでも起用されたが、定着とはならず、5月以降は2軍暮らしが続いた。
ここまで1軍では通算で21試合に出場し、打率.176、0本塁打となっている。今季はウエスタン・リーグ2位となる11本塁打を放ち、2軍では4年間で通算40発のアーチをかけている。しかし、今季は1軍の外野手では近本光司、森下翔太、シェルドン・ノイジーが活躍。控えにもヨハン・ミエセスや島田海吏、小野寺暖が控えていた。
身長189センチ、体重101キロの身体で描くアーチは豪快で“ロマンの塊”。8日には「現役ドラフト」が控えているが、仮に移籍したら覚醒する可能性もある。来季は高卒4年目のシーズン、1軍の舞台でのアーチショーを見てみたい。
(Full-Count編集部)