全員退団なら57試合&26勝の損失 抜けていくDeNA先発陣…ローテ再編で迎える転換期
今永がメジャー移籍、石田がFA、バウアーが自由契約で去就不透明
DeNAは今オフ、今永昇太投手がポスティングシステムによるメジャー移籍を目指し、石田健大投手が国内フリーエージェント(FA)権を行使した。他にもすでに退団が決まっていたり、去就が不透明だったりの投手もいる。全員が退団した場合、投手陣の再編が急務になってくる。
今月1日は保有選手名簿が公示され、トレバー・バウアー投手は自由契約となった。また、11月30日にはロバート・ガゼルマン投手と来季の契約を結ばないと発表。エドウィン・エスコバー投手もカブスと契約した。また、日本選手では田中健二朗投手、笠原祥太郎投手、宮國椋丞投手に戦力外を通告した。
DeNA投手陣の投球回数を見ると、東克樹投手が最多の172回1/3。今永の148回、バウアーの130回2/3、石田の118回と続く。さらにガゼルマンは64回2/3、エスコバーも31回2/3を投げていた。戦力外になった3人も21イニングを投げていた。
今永、バウアー、石田の去就は未定だが、仮に全選手が退団した場合、合計で514イニング、試合数に換算すると約57試合分となる。また、この8投手で26勝を挙げている。
今オフ、ソフトバンク戦力外の森唯斗投手、オリックス戦力外の中川颯投手を支配下で獲得したが、駒不足は否めない。若手の台頭か、新たな補強か――。大きな転換期となりそうだ。
(Full-Count編集部)