人的補償で獲得も1年で戦力外 “野手最強助っ人”は自由契約…西武補強診断

西武から戦力外となった張奕(左)と自由契約になったデビッド・マキノン【写真:宮脇広久、矢口亨】
西武から戦力外となった張奕(左)と自由契約になったデビッド・マキノン【写真:宮脇広久、矢口亨】

佐藤龍はキャリアハイの成績…気になるマキノンの去就

 西武は昨オフから今季にかけて、ドラフトを以外では7選手を補強した。65勝77敗1分でリーグ5位に終わったものの、12球団で“トップクラス”の成績を残した選手もいる。補強の結果を振り返ってみたい。

 助っ人では、4選手を獲得。ヘスス・ティノコは38試合に登板して0勝3敗8ホールド、防御率2.83。マーク・ペイトンは故障もあって57試合の出場で打率.215、5本塁打22打点だった。7月に加入したブルックス・クリスキーは抑えを務めるなど、14試合で防御率1.93と好投したが3選手は来季の契約を結ばないことが発表されている。

 デビット・マキノンは、打率.259、ともにチーム2位の15本塁打、50打点を記録。一塁守備でも機敏な動きを見せた。プロ野球の分析を行う株式会社DELTAが算出したWARでは、今季の助っ人野手でトップタイの「2.1」をマークした。現在は保留者名簿を外れて自由契約となっており、去就は不透明だ。

 昨オフに山田遥楓とのトレードで西武に“出戻り”となった佐藤龍世は、キャリアハイの91試合に出場して打率.263をマーク。年俸は1100万円から倍増の2200万円(いずれも推定)に倍増となり、来季は森友哉の背負っていた背番号「10」に変更となる。

 現役ドラフトで加入した陽川尚将は1軍では9試合の出場で打率.167、1本1打点に終わった。FAで移籍した森の人的補償で獲得した張奕は、わずか5試合の登板で、1年で戦力外通告を受けた。

(Full-Count編集部)

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