巨人戦力外の27歳は掘り出し物に? 2軍で光った「9.1」…オリ育成から再起なるか

オリックスが獲得した香月一也【写真:小林靖】
オリックスが獲得した香月一也【写真:小林靖】

オリックスは巨人を戦力外となった香月の獲得を発表、背番号は「126」

 オリックスは6日、今季限りで巨人を戦力外となっていた香月一也内野手ら3選手を育成契約で獲得するとを発表した。背番号「126」に決まった香月は、3球団目となる新天地で再起を図る。

 香月は今季イースタン・リーグで106試合に出場して打率.263、8本塁打、46打点、OPS.722の成績を残したが、1軍からの声はかからなかった。それでもセイバーメトリクスの指標などで分析する株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータを見てみると、期待できる要素は多い。

 三振割合を示す「K%」は、12球団の規定打席到達者で下から2位の9.1%。キャリアで初めて2桁を切り、成長を見せている。勝利期待値を上昇させた合計「+WPA」は同10位の6.73、得点期待値の増減「RE24」は同14位の2.05となっている。

 大阪桐蔭高から2014年ドラフト5位でロッテに入団。2020年9月にトレードで巨人に加入し、来季が節目のプロ10年目となる。リーグ4連覇を目指すオリックスは若手が次々ブレークしているが、現在27歳と脂がのり切った年齢でもあり、香月が“掘り出し物”となる可能性も十分にありそうだ。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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