チームトップ19発も1年で退団、現役ドラフトで加入左腕は防御率4点台 広島の補強診断
デビッドソンはメジャー通算54発の長打力が期待されたがわずか1年で退団
広島は新井貴浩監督を迎えた今季、5年ぶりのAクラスとなる2位に躍進した。しかし阪神には11.5ゲーム差をつけられて独走を許し、クライマックスシリーズでも敗れた。来季こそV奪回へ、新戦力の補強は欠かせない。そこで今季の補強がどうだったのか振り返ってみる。
新助っ人として迎え入れたのは、マット・デビッドソン内野手だった。ホワイトソックス時代の2017年から2年連続20本塁打など、メジャー通算54本塁打を誇る右の大砲として期待された。開幕3戦目で来日初アーチを放つ好スタートを切り、112試合に出場してチームトップの19本塁打を放った。一方で打率.210、44打点と確実性を欠き、来季の契約を結ばないことが発表された。
初開催された現役ドラフトで、巨人から加入したのが戸根千明投手だ。昨季は9試合の登板にとどまっていた左腕は、新天地で24登板と出場機会を増やした。しかし防御率は4.64だった。
今オフはすでにメジャー通算225試合で7本塁打のマット・レイノルズ、マイナー通算102発のジェイク・シャイナーの内野手2人と、最速160キロ左腕テイラー・ハーンと右腕トーマス・ハッチの投手2人の獲得を発表している。2018年以来の優勝へ、新戦力の働きに注目だ。
(Full-Count編集部)