9人で18発の惨状、4番はわずか20試合 期待の選手が大誤算…中日開幕スタメンの結果は

中日・高橋周平、アリスティデス・アキーノ、ダヤン・ビシエド(左から)【写真:荒川祐史】
中日・高橋周平、アリスティデス・アキーノ、ダヤン・ビシエド(左から)【写真:荒川祐史】

3番から高橋、アキーノ、ビシエド…3人で今季本塁打数は7本だった

 阪神が38年ぶり日本一に輝いた2023年シーズン。どの球団も希望に燃えてシーズンのスタートを切ったはずだが、開幕スタメンメンバーは機能したのだろうか。ここでは2年連続最下位に沈んだ中日を検証する。

 3月30日の巨人戦(東京ドーム)。最下位脱出を目論む立浪和義監督はクリーンアップに2人の助っ人を並べた。そのうちの1人はアリスティデス・アキーノ外野手で4打数2安打2打点と好スタートを切ったはずが、すぐに失速した。20試合出場にとどまり、打率.154、1本塁打、6打点と大誤算だった。

 3番で出場した高橋周平内野手は86試合で打率.215、0本塁打。初めて本塁打なしに終わった。5番のダヤン・ビシエド内野手も6発に終わり、1番から9番までの総本塁打数はわずか18本塁打。現役ドラフトで加入して24本塁打の細川成也外野手、怪我から復帰して13発の石川昂弥内野手がいなかったらと思うと、背筋が寒くなる長打力不足だった。

 今季のチーム打率.234、390得点、71本塁打はいずれもリーグ最低。貧打を解消すべく今オフは中田翔内野手、中島宏之内野手、上林誠知外野手、山本泰寛内野手、板山祐太郎外野手(育成)を獲得し、ドラフトでは2、3位で二遊間を守れる内野手を指名、助っ人は育成でキューバから2人の野手を獲得した。大刷新も予想される来季、開幕はどんな布陣になっているだろうか。

【一覧】9人の総本塁打は18本… 中日の2023年開幕スタメン

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