1014億円契約も…大谷翔平は損をした ド軍に「利点」、滲み出る“自己犠牲の精神”
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後払いにすることで、ぜいたく税の減税が見込める
エンゼルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、ドジャースとの契約に合意したと発表した。メジャーだけでなく、北米プロスポーツ史上最高額という10年総額7億ドル(約1014億円)の衝撃契約だが、米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると年俸の大半が後払いだという。後払い契約は現在の取引価値を下げるとし、実質的には大谷が損をしたと主張している。
パッサン氏は自身のX(公式ツイッター)を更新して7億ドルには相当しない理由を説明。後払いにより、チームに課されるぜいたく税は減税され、その額は「相当なものになるかもしれない」と指摘する。
一般的にぜいたく税は、契約を年平均にして算出する。大谷の場合は7000万ドル(約101億円)だが、後払いの金額や期間によっては、大谷の契約に関するぜいたく税は年4000万ドル(約57億9500万円)から5000万ドル(約72億4300万円)を基準に算出されると見込まれ、これは、ドジャースにとって「大きな利点だ」と述べている。
後払いの契約は、インフレ下にある現時点で得られる額よりも少ない額を得ることになる。この後払いは「オオタニ側からの提案」だという。自身が得る金額が下がっても、チームの負担をできるだけ減らそうという大谷側の考えが根底にあるのかもしれない。
(Full-Count編集部)
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