大谷翔平の代理人は「私に接触してこなかった」 大富豪が語る実情と“真の獲物”
メッツのコーエンオーナー「大体どういうことか、それが物語っている」
エンゼルスからフリーエージェント(FA)となっている大谷翔平投手が決断したドジャース移籍は、各方面で衝撃をもたらしている。当初、大谷の獲得を目指していると報じられたメッツのスティーブ・コーエン球団オーナーは「彼の代理人は、個人的に私に接触してこなかった。大体どういうことか、それが物語っている」と実情を語った。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のウィル・サモン記者が、コーエン氏のコメントを記事で紹介。強大な資金力を誇る大富豪に一切接触をしなかったという事実は、そのまま興味がなかった証左にもなる。記事でも「恐らくオオタニは恐らくニューヨークでプレーすることに全く興味がなかったのだろう」と触れた。
大谷側の興味を察知してか、メッツ側の本気度もそこまでではなかったとの見方も。ニューヨーク・ポスト紙のメッツ番マイク・プーマ記者は「私が聞いた情報では、(契約にかかる金額の)数字が安心して払えるレベルを超えていたことがわかり、メッツは正式なオファーをオオタニにしなかった」と伝えた。
一方で、メッツにとって投手陣の補強は「最初に必要なこと」と、サモン記者は指摘する。「メッツは少なくとも1人の大物投手との契約を特に狙っている」として名前が挙がるのが、オリックスからメジャー挑戦を目指す山本由伸投手。コーエン氏が来日して山本サイドと面会したという報道もあり、“真の獲物”は合わせているのかもしれない。
(Full-Count編集部)