突然だった大谷翔平の決断…ド軍すら前日まで知らぬ“奇妙さ” 米記者語る舞台裏
NYポスト紙のヘイマン記者が解説
エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平投手が発表した移籍決断のニュースは、瞬く間に世界中に広がり、多くの人を驚かせた。“勝者”となったドジャースも、寝耳に水の朗報だったという。ほとんど情報が出てこず、秘密裏に進められた去就決定だった。
MLBネットワークの番組に出演したニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者は「私の理解するところでは、(移籍発表の)前日の時点でドジャースは彼を獲得できるとは理解していなかった」と紹介。情報が入ってきたのはぎりぎりだったようで「前日夜のすごく遅い時間、あるいは当日朝になって、彼らはオオタニを獲得したのが自分たちだとわかったのです」と語った。
様々な情報が錯綜した決断の行方。ヘイマン記者は「私の知る範囲では、最終候補はドジャース、エンゼルス、ブルージェイズです。ブルージェイズが争奪戦に入っていたのは明白なことで、それはエンゼルスにも言えることです。ジャイアンツとカブスも最終候補と呼ぶべきなのかもしれません」と振り返った。
結果的に、大本命と目されたドジャースで決着。「(ドジャースが常に最有力候補だと思っていたのには)理由が2つあります。1つ目は地理的なこと。2つ目は、彼らが球界の中で最も一貫して勝利を重ねてきたからです」とあらためて説明していた。
(Full-Count編集部)