大谷翔平に17番を譲ったケリー「妻は賢い」 “内助の功”に感謝…勧誘動画の舞台裏
ケリーは妻アシュリーさんに感謝「彼女のアイデア。とても面白い女性だよ」
ドジャースと再契約を結んだジョー・ケリー投手は13日(日本時間14日)、ドジャースタジアムで行われた球団イベントに参加した。35歳の救援右腕は今季まで付けていた背番号「17」を譲渡。大谷翔平投手の加入が決まり、「彼は素晴らしい人物だ。背番号(を譲ってくれたこと)についてありがとうと言っていたんだ」と笑顔を浮かべた。
ケリーの妻アシュリーさんも、大谷に17番を譲ることを快諾。正式入団後には夫が着ていた背番号17のド軍ユニホームを庭に放り投げるなど、ユーモアたっぷりに大喜びする動画を公開した。この日、ケリーは“大谷勧誘キャンペーン”の舞台裏を明らかにした。
「彼女(妻)のアイデアの1つで。とても面白い女性だよ。とてもウイットに富んでいて、賢いんだ。本当にうまくいったね」
ケリーにとって17番は愛着のある背番号だったという。それでも、二刀流に譲ったことは「名誉なことだと思う」と話す。「大学時代は17番を付けていたんだ。最初は外野手だったんだけど、投手に変更になってね。キャリアの中でカーショーやプホルスら殿堂入りするであろう選手たちと一緒にプレーするのは恵まれている」と声を弾ませた。
通算450試合登板を誇るベテラン右腕。これまで対戦してきた大谷について、「間違いなく球界最高レベルの打者。何度か対戦したことがある。僕がショウヘイと対戦するときは、毎回彼は僕が投げる球種を理解しているようだった。クイックで投げる時でもね」と明かした。
今後は同じ目標へ向かって突き進む。ケリーは「特にプレーオフの時には、恐れずに、重要な場面でスターになりたいと思っている選手が必要なんだ。ドジャースはプレーオフの常連だし、ワールドシリーズが毎年僕らの目標なんだ」と熱い口調で語り尽くしていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)