エース流出でどうなる…オリの戦力補強 “ドラ1コンビ”は復活なるか、160キロ右腕も

オリックス入りした吉田輝星(左)と鈴木博志【写真:荒川祐史】
オリックス入りした吉田輝星(左)と鈴木博志【写真:荒川祐史】

トレードで吉田輝星、現役ドラフトで鈴木博志…かつてのドラ1を獲得した

 今季パ・リーグ3連覇を果たしたオリックスだが、エースの山本由伸投手はポスティングシステムを利用してメジャーへ、今季11勝の山崎福也投手は国内フリーエージェント(FA)権を行使して日本ハムへ移籍した。来季へどのようにチームを作り直していくのか。ここまでの補強状況を検証する。

 球界を驚かせたのが、日本ハム吉田輝星投手の獲得だ。黒木優太投手を放出して、甲子園を沸かせた2018年ドラフト1位右腕を交換トレードで手にした。今季は3登板も昨年は51登板で5ホールドをマークしている。

 現役ドラフトでは鈴木博志投手を得た。2017年ドラフト1位で中日に入団した26歳。1年目は53登板、2年目には14セーブを挙げた実績がある。“元ドラ1コンビ”が、投手育成に定評がある球団で飛躍を遂げられるか。

 FA市場でも、昨年の森友哉捕手に続いて大物を獲得した。西川龍馬外野手は今季セ・リーグ2位の打率.305をマークするなど、広島在籍8年間で815安打、打率.299を残したヒットメーカー。打線の破壊力アップも見込まれる。

 育成では、今オフに日本ハムを戦力外になった井口和朋投手を獲得。29歳右腕は通算217登板で37ホールドの実績を誇る。他にも香月一也内野手(前巨人)や木下元秀外野手(前広島)と育成契約を結んだ。

 外国人ではジャレル・コットン、ジェイコブ・ニックス、ジェイコブ・ワゲスパックの3投手と、フランク・シュウィンデル内野手が自由契約に。アンドレス・マチャド投手を獲得した。30歳右腕はメジャー通算137登板で、直球の最速は99.3マイル(約159.8キロ)を誇る。大物選手が退団も、着々と態勢を整えるオリックス。今後の動きも要注目だ。

(Full-Count編集部)

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