大谷翔平、「オールMLBチーム」に3年連続二刀流選出 今オフは11冠フィニッシュ
ハンク・アーロン賞を日本人初受賞、3度目の正直で獲得
今季活躍した選手をファン投票などで選ぶ「オールMLBチーム」が16日(日本時間17日)、MLBネットワークで発表され、エンゼルスでプレーした大谷翔平投手(現ドジャース)が先発投手、指名打者部門で3年連続選出された。投打でファーストチーム入りは史上初の快挙だ。また、卓越した打者をファン投票などで選出するハンク・アーロン賞を受賞。日本選手として初受賞となった。
大谷は6年目の今季135試合出場して打率.304、44本塁打、95打点をマークした。OPS1.066は両リーグトップ。自身初の3割に到達し、日本選手初の本塁打王を獲得した。投手としては8月に右肘靭帯の負傷したが、23試合登板で10勝5敗、防御率3.14と好成績を残した。132回を投げて167三振を奪った。
「オールMLBチーム」は2019年に表彰が始まり、両リーグの区別なくファーストチーム、セカンドチームを選ぶ。大谷は2021年に指名打者部門で「ファーストチーム」、先発投手部門で「セカンドチーム」に選ばれ、史上初めて投打で選出された。2022年は先発投手部門で「ファーストチーム」、指名打者部門では「セカンドチーム」で選出された。
今季はメジャー史上初となる2度目の満票でア・リーグMVPを受賞した。本塁打王を獲得し、打撃のベストナインに相当するシルバー・スラッガー賞(アDH部門)を2年ぶりに獲得。年間で最も活躍した指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」に3年連続で選出された。
エンゼルスの最優秀選手、ベースボール・アメリカ誌の年間最優秀選手、選手間投票で選ばれるア・リーグ最優秀野手に選ばれ、プロ野球の発展に大きく貢献した野球人に贈られる正力松太郎賞の特別賞も受賞した。この日の「オールMLBチーム」の投打選出、ハンク・アーロン賞と合わせ、今オフは“11冠”となった。
(Full-Count編集部)