枠に余地も…支配下の動きわずか1人 新助っ人発表もなし、静かすぎる楽天の戦力補強
育成では日本ハムを戦力外となった山田遥楓を獲得した
今季4位に終わり、2年連続でクライマックスシリーズ進出を逃した楽天。3年間務めた石井一久監督が退任し、今江敏晃監督を迎えて来季は2013年以来、11年ぶりの頂点を目指す。しかしこのオフはここまで全くと言っていいほど動きがない。
現役ドラフトではDeNAから櫻井周斗投手を獲得した。2017年ドラフト5位で入団した左腕は、2021年には30試合に登板したが、2022年は左肘手術の影響で1軍登板なしに終わり、オフに育成契約に。今年4月に再び支配下となった。2年間1軍からは遠ざかっているが、杜の都で再起を図る。
また日本ハムを今季限りで戦力外となった山田遥楓内野手を育成契約で獲得。昨オフに西武からトレードで日本ハム入りするも、故障もありわずか29試合の出場にとどまっていた。しかし2軍では打率.400、3本塁打、OPS1.133と格の違いを見せつけていただけに、早期の支配下を目指す。
ドラフト会議では1位で即戦力候補の古謝樹投手(桐蔭横浜大)を指名したが、いまだ新外国人の獲得発表はない。支配下の“補強”わずか1人は、ここまで12球団で最少だ。とはいえ枠は余裕があるだけに、今後どのように戦力を整えていくのか注目される。
(Full-Count編集部)