貧打解消へ…2年で2/3が新顔の衝撃 顔ぶれガラリ、立浪竜の“血の入れ替え”

中日・立浪和義監督【写真:矢口亨】
中日・立浪和義監督【写真:矢口亨】

支配下野手では、21選手が立浪政権誕生後に加入した

 中日は今季56勝82敗5分けで、球団初の2年連続最下位に沈んだ。立浪和義監督が2021年オフに就任して以降は大胆な野手の入れ替えに着手。この2年間で約7割が“新顔”となっている。

「ミスタードラゴンズ」と称される立浪監督が就任した2021年ドラフト会議。中日はブライト健太外野手を1位、鵜飼航丞外野手を2位指名して話題を呼んだ。昨年オフには阿部寿樹内野手(楽天)、京田陽太内野手(DeNA)という主力野手をトレードで放出する。

 第1回現役ドラフトでは細川成也外野手を獲得し、ドラフト会議では2位の村松開人ら支配下7人中、4人が内野手だった。

 今季途中には日本ハムから宇佐見真吾捕手、西武から川越誠司外野手をトレードで獲得。オフには巨人を自由契約になった中田翔内野手、戦力外の中島宏之内野手(前巨人)、山本泰寛内野手(前阪神)、上林誠知内野手(前ソフトバンク)を獲得した。さらにドラフトでは二遊間をこなせる2選手を2、3位で指名した。

 現状で来季の支配下選手と見られる32人の野手の内、約2/3の66%に当たる21人が立浪政権誕生後に加入した“新顔”だ。今季は細川という大きな“成功例”もあった。指揮官が断行してきた“血の入れ替え”が来季は実を結ぶか。注目される。

(Full-Count編集部)

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