正念場のタイトルホルダー、2桁黒星から復調なるか 複数年契約の最終年を迎える男たち

巨人・坂本勇人(左)と広島・大瀬良大地【写真:矢口亨】
巨人・坂本勇人(左)と広島・大瀬良大地【写真:矢口亨】

2024年シーズンは巨人・坂本、楽天・島内らが複数年契約の最終年となる

 海の向こうでは先日、大谷翔平投手の超メガ契約が話題になった。近年はNPBでも複数年契約を結ぶ選手は多い。ここでは2024年シーズンに「契約最終年」を迎える主な選手を紹介する。(金額は全て推定)

 巨人・坂本勇人内野手は2019年からの5年契約を結んだ後に年数の見直しがあり、来季が最終年になる。今季はシーズン途中に遊撃から三塁へ。116試合で打率.288、22本塁打、60打点をマークし、現状維持の年俸6億円で来季契約を結んだ。18年目シーズンにどんな成績を残すだろうか。

 楽天・島内宏明外野手は、来季が4年契約の最終年になる。2021年に打点王、昨年は最多安打のタイトルを手にしたが、今季は104試合で打率.236、7本塁打、37打点にとどまった。勝負の13年目になりそうだ。

 広島・大瀬良大地投手は来季が3年契約の3年目となる。5年連続開幕投手を務めた今季は23登板で6勝11敗、防御率3.61。プロ初の2桁黒星を喫した。11年目の来季は進化を発揮したい。

 同僚の九里亜蓮投手も来季が3年契約の最終年。今季は両リーグ最多の174回1/3を投げて8勝8敗、防御率2.53。現状維持の年俸1億4000万円プラス出来高払いで契約更改した。

 ヤクルト・石山泰稚投手は来季が4年契約の最終年。国内FA権を行使せずに残留を決めた2020年オフ、長期契約を結んだ。今季は50登板で3勝6敗24ホールド、防御率4.40だった。来季も勝ちパターンの一角として期待される。

(Full-Count編集部)

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