山川獲得の是非、ソフトバンクGも助言 王会長にも相談…「最終的には発表の直前に」

ソフトバンク入団会見に臨んだ三笠杉彦GM(左)と山川穂高【写真:藤浦一都】
ソフトバンク入団会見に臨んだ三笠杉彦GM(左)と山川穂高【写真:藤浦一都】

入団会見で三笠GMが語った獲得の経緯

 ソフトバンクは19日、西武から国内FA権を行使していた山川穂高内野手の入団会見を行った。山川は5月に強制性交等の疑いで書類送検され、8月には不起訴処分。三笠杉彦GMは山川の獲得にあたり「最終的には発表の直前に、最終的な社内での了解を得ました」と説明した。

 山川は5月に強制性交等の疑いで書類送検され、8月には不起訴処分となった。故障者特例措置によって国内FA権を取得したが、9月4日に無期限の公式試合出場停止処分を受けて、解除はされていない。契約合意が報じられた際には、球団へは反対意見が数多く寄せられたことを明らかにした。

 三笠GMは今回の獲得の件について「検察も十分な捜査を行った上で不起訴の判断をしたということ。そのような理解をしました」と説明。代理人以外にも「本件についての知っている方に確認をした。見解を伺いました。その結果、不起訴になったということについて、今後さらに起こす、起きる可能性があるかとか」と徹底調査を強調した。また、西武からの公式試合出場停止処分はソフトバンク移籍で解除される方針であることも明かした。

 獲得に当たって最終判断は、球団だけではなく、ソフトバンクグループとも話し合いを重ねた。「球団内で王(貞治)会長を含め、いろんな人に確認をとった。1度、しっかりと面談をして我々としての獲得に対する方針と気持ちをお伝えして、最終的に山川選手の考えを確認して、最終的に球団として評価した」と話した。

(Full-Count編集部)

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