愛斗加入でどうなる…吉井監督も“うれしい悩み” ロッテに吹き荒れる外野バトル
現役ドラフトで西武から移籍の愛斗が入団会見、目標は「レギュラー」
現役ドラフトで西武からロッテに移籍した愛斗外野手が19日、ZOZOマリンスタジアムで入団会見を行った。同席した吉井理人監督は、高い守備力と長打力を評価。来季の外野の布陣について「白紙ですね。みんなでいい競争をしてもらって、出番をつかんでもらえたらなと思います」と熾烈なバトルのゴングを鳴らした。
愛斗は自身最多の121試合に出場した昨季、打率.243、9本塁打、28打点をマーク。今季も開幕スタメンを勝ち取るなど序盤は1番打者として定着しかけていたが、5月中旬以降に調子を落として出場機会を減らして73試合出場だった。
そんな26歳を指名した理由について、指揮官は「1番は長打力があるということ」と説明。「マリーンズは長打力不足でいつも悩んでいるので、そこを解消してもらえる打者だと思っています。あと守備も、本当にアグレッシブ。肩も強いし、足も速い……よな? いい外野手だと思っています」と称賛した。
今季のチームを見てみると、愛斗がこれまで主に守っていた右翼の先発出場は、荻野貴司が49試合、平沢大河が35試合、岡大海が28試合、山口航輝が12試合など11人が務め、固定することができなかった。打線も“日替わり”となっていただけに「基本は相手の投手を見て使っていくんですけど、理想としては5、6番くらいまでは固定して、7、8、9番はツープラトンが理想かなと考えています」と明かした。
「レギュラー獲ること」と目標を掲げ、数字を聞かれると「全てにおいてチームで一番できるように頑張りたい」と誓った愛斗。プロ初安打、初本塁打をマークしたZOZOスタジアムを本拠地に、大暴れする準備はできている。
(町田利衣 / Rie Machida)