山本由伸獲得へ、メッツは「いい立ち位置」 米記者主張…ド軍に優る“メリット”
20日は大谷加入のドジャースが約360億円のオファーを検討していると報道
オリックスからメジャー移籍を目指す山本由伸投手について、メッツ番記者がチームにフィットする理由を主張。「メッツにとって、ヤマモトはただの優先事項ではなく、彼こそが最優先事項だと思う」とし、争奪戦決着を前に、現時点でのチーム状況を米番組内で明かした。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」でメッツ番を務めるウィル・サーモン記者は、20日(日本時間21日)に米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「ハイヒート」に出演。メッツは山本争奪戦において「いい立ち位置にいる」と説明した。
山本はすでに2回メッツと交渉を行い、スティーブ・コーエンオーナーら球団関係者と会食したことが報じられている。同記者は、メッツに来ればチームのスター選手になれると主張。また、今季千賀滉大投手が活躍したことも有利に働くとした「多くの人が予想したより、(千賀は)スムーズに適応することができた。(メッツの)インフラ整備がその要因だ。ジェルミー・ヘフナー投手コーチを中心にシステムを構築しており、ヤマモトに待ち構えるボール、マウンド、競争の激化といった問題も解決できるだろう」と説明した。
また同記者は「スティーブ・コーエンオーナーは大金を費やす意思をみせている」と、マネーゲームにおいては心配ないことも主張している。
ニューヨークの2球団に加え、16日(同17日)にはジャイアンツとレッドソックスが3億ドル(約426億円)を超えるオファー、19日(同20日)には、ドジャースが2億5000万ドル(約360億円)を超えるオファーを検討しているとロサンゼルス・タイムズ紙のジャック・ハリス記者が報道。フィリーズもオファーを出したと伝えられており、争奪戦は終盤戦に突入している。
(Full-Count編集部)