由伸463億円契約の裏で…2軍で活躍も戦力外 トレード移籍も、立ち位置激変のオリ16年組
ドラ2黒木はハムへ移籍、ドラ5小林は阪神を戦力外→オイシックスへ
オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた山本由伸投手はドジャースと12年総額3億2500万ドル(約463億万円)で契約合意したと、米メディアが報じた。2016年ドラフト4位で入団して7年間で積み重ねた実績は圧倒的だ。ここでは同年ドラフト組の現在地を検証する。
山本は都城高から入団。2年目に救援で32ホールドをあげると、翌年から先発へ。直近3年間は最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振のタイトルを独占。MVPと沢村賞も3年連続受賞するなど無双を誇り、投手ではメジャー史上最長契約を結んで海を渡る。
1位は単独入札の山岡泰輔投手(東京ガス)。1年目から先発ローテの一角として活躍し、3年目の2019年には13勝4敗で最高勝率のタイトルを獲得した。今季はシーズン途中から救援へ。31登板(12先発)で2勝1敗3セーブ8ホールド、防御率2.30をマークした。
2位の黒木優太投手(立正大)は1年目に55登板で25ホールドを挙げる活躍。その後右肘のトミー・ジョン手術を受けるなどブランクがあったが2022年に4年ぶり1軍登板。今季は12登板で1勝、防御率6.58に終わり、オフに吉田輝星投手との交換トレードで日本ハムに移籍した。
5位の小林慶祐投手(日本生命)は2020年途中に阪神へトレード移籍した。今季は2軍で16セーブを挙げて最多セーブのタイトルを獲得したが、戦力外に。来季からNPB2軍に参入するオイシックス新潟アルビレックスBCへの入団が決まった。
6位の山崎颯一郎投手(敦賀気比高)は右肘手術などを経て、2021年に1軍デビュー。今季は野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーに追加招集されWBCを経験、シーズンでは53登板で9セーブ、27ホールド、防御率2.08とブレークした。
8位の澤田圭佑投手(立大)は昨年オフに戦力外通告を受け、今季はロッテと育成契約。7月に支配下登録され、17登板で2勝2セーブ6ホールド、防御率1.08の好成績を残した。
(Full-Count編集部)